ZUNDで象嵌加工してみました。

こんにちは。お久しぶりです。製作部のYです。

 

4月ごろアクリルとアルミ複合板で象嵌加工をした看板の製作を行いました。

象嵌(ぞうがん)とは異質の素材を嵌め込む技法を指します。

実際に施工した写真はまだ掲載許可が出ていないので、今回は「美はる社」のロゴのサンプルで紹介したいと思います。

(もし施工事例に掲載できたら追記しますね。)

 

 

上が5mmのアクリル乳半を彫刻したもの。

下が3mmのアルミ複合板の抜き文字です。

アルミ複合板の裏からアクリルをはめ込んだら完成です。(一番下に完成写真載せてます。)

 

重ね貼りだとしても、乳半アクリルにシートの抜き文字を貼る場合だとどうしても光が透けてしまう。

文字と地で段差を出したくない(切り文字や箱文字はできない)ということでこの方法に決まりました。

 

5mmのアクリルは3.6mm削っています。

合わせるアルミ複合板は3mmですが、両面テープやシリコンを用いてくっつけるので少し深めに設定しています。

試作をしてみて重ねるとだいたい面になるよう3.6mmに設定しました。

 

↑iphoneのタイムラプス機能で撮影したもの。

 

 

ZUNDでは、設定上で彫刻を簡単に選択できる方法がありません。

彫刻したいところを線でひっぱり刃に通ってもらうようにしています。

また仕様上ルーター刃の直径分、角に丸みができてしまうのですが、パスの外側をカットする側とパスの内側をカットする側で誤差ができてしまうのが象嵌の場合より気になってしまうのでデータの時点で修正しました。

今回実際のパスデータはこんな感じです。(上画像参照)

データを作る作業がなかなか大変でした。

 

 

 

 

切り終わりました。

削ってないアクリル面はきれいに反射していますね。

 

 

 

重ねるとこんな感じです。

 

<点灯時>

 

 

 

 

 

 

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